土地活用には、マンション経営や駐車場経営などいろいろな方法があります。自分の土地にはどのような方法があっているのか知りたくても、どこに相談すれば良いのかわからずお困りではありませんか？
土地活用は投資です。大きな金額が動きますので、失敗しないためにはその道の専門家に相談するのが一番です。
誰に相談するべきか、土地活用のパートナー選びの方法について詳しく解説します。これから相談してみたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
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土地活用のパートナーとしておすすめの相談先は、以下の8つです。
そもそも、どんな土地活用の方法があるのか知りたいという人は、まず不動産会社に相談することをおすすめします。
不動産会社なら、賃貸住宅はもちろん、駐車場や駐輪場、トランクルームなど様々な方法を提案してくれるでしょう。話を聞きながら自分の土地にあった活用法のイメージを固めていくことができます。
また、その土地に何かを建設する以外にも、借地や売却といった提案も不動産会社だからできることです。土地活用の方向性をまず見極めたいという人は、不動産会社に行って相談しましょう。
アパートや小規模なマンション、賃貸併用住宅などを検討している人は、ハウスメーカーへの相談がおすすめです。
ハウスメーカーの商品は規格化されていることが多く、デザインの柔軟性はないものの、プランを立てやすく工期が短いのがメリットです。
また、大きなハウスメーカーですと、管理会社や不動産会社が同じグループ内にありますので、建築した後のこともお任せできるのが便利です。
一戸建てやアパートを考えている人には、工務店に相談するのがおすすめです。
ハウスメーカーと似たところはありますが、どちらかというと地域密着型のお店が多く、狭小地や変形地などもうまく活用してくれるのがメリットです。細かい注文にも応じてくれるでしょう。
ただし、好みやこだわりに合わせて設計・建築してくれる分、工期が長めになる可能性があります。
また、建てた後の管理などは別会社になってしまうことが多いですが、多少費用がかかっても自分好みの建物を建てたいという人には、ハウスメーカーよりも融通のきく工務店が良いでしょう。
広めの土地を持っていて、マンションや商業ビルを建築したいという場合は、建築会社に相談しましょう。道路沿いの便利な土地や商業地に近いところに土地を持っているなら、「等価交換」という方法もありです。
等価交換とは、持っている土地の上に業者が建物を建て、建物と土地の出資割合に応じて所有するという方法です。土地の所有者は、建築費をかけずに建物を建てることができます。
土地活用をすべて自己資金で賄える人は少ないので、金融機関から融資を受けるのが一般的です。そのため、資金面も含めて最初に相談する先としても適しています。
実際にどのくらいの融資が受けられるのか、感触をつかむためにも、一度相談してみると良いでしょう。銀行の窓口で資産運用の相談ができますから、融資の範囲内でできる土地活用のアドバイスなども受けられます。
・駐車場
・コインランドリー
・トランクルーム
・太陽光発電
・介護施設
住宅以外の活用の方法を考えているのであれば、不動産会社でも良いのですが、専門業者への相談がおすすめです。
これまで蓄積されているノウハウ、アイデアが豊富ですので、より適切なアドバイスが受けられます。
ファイナンシャルプランナーは、土地活用の専門家ではありませんが、お金の専門家です。今の状況で土地活用を行った場合に家計や相続がどうなるか、資産全体についてのアドバイスがもらえるでしょう。
土地活用は、長期にわたって資金を動かす投資の方法です。ファイナンシャルプランナーなら、将来的に家計を圧迫しないか、資金計画が妥当かなど、細かいところまで相談できます。
本格的な相談は有料になりますが、初回のみ無料で行っているファイナンシャルプランナーもいますし、金融機関にいる場合もあります。
税理士はお金の中でも税金の専門家です。土地活用では大きなお金が動きますので、それにともなって納税する金額も大きくなります。
土地活用の専門家ではありませんが、ファイナンシャルプランナーと同様に、資金面での相談先として適しています。
たとえば、マンション経営を始めると、毎年固定資産税や都市計画税がかかります。家賃収入に対する税金もありますので、毎年どのくらいの経費がかかるのかを想定しておくことはとても大切です。
無理のない資金計画を立てるためにも、土地活用を始める前に税がどのくらいかかるのか、一度税理士に相談してみると良いでしょう。
土地活用の相談先として8つご紹介しました。この中で一つに絞る必要はありません。では、どの相談先を選べばいいのか、選び方のポイントについてお話しします。
土地活用の具体的なイメージがある人は、活用の方法によって相談先を選びます。
・マンション経営：不動産会社、建設会社
・アパート経営：ハウスメーカー、工務店
・駐車場経営：月極→不動産会社、コインパーキング→専門業者
・トランクルーム：専門業者
・コインランドリー：専門業者
・太陽光発電：専門業者
賃貸住宅はマンションかアパートか、それとも一戸建てか、建物の規模によって相談先を選ぶと良いでしょう。
ちなみにマンションとアパートは、法令上の区別はありません。一般的に、1〜2階建て木造建築をアパート、3階建て以上の鉄筋コンクリート造の建物をマンションと呼ぶことが多いです。
あくまでもイメージによる呼び方なので、土地の広さによってどのくらいの大きさの建物が適しているのかが変わってきます。
まずは無料相談などを利用していろいろな業者と話してみると、どの会社に相談すべきかがわかってくるでしょう。
実際に工事を依頼するときには、慎重に業者を選びます。これまでどれだけの実績があるのか、工事例などを見せてもらいましょう。
そのうえで、現在はどのように活用されているのかという点を確認することがとても大切です。
マンションや駐車場を建設するだけでなく、その後の経営がどうなっているのかがポイントですから、ここは丹念に実績を確認し、直接担当者からも話を聞いてから決めましょう。
土地活用が初めての人は、1社に話を聞いただけで決めることのないようにしてください。わからないことだらけの状態で話を聞くと、それが本当に自分の土地に有効なのかどうか、判断ができません。
複数の業者に話を聞き、よく比較検討したうえで決めましょう。特に、見積もりについては詳細に比較検討することが大切です。
全く同じ金額の見積もりが出てくることはありませんので、何がどう違うのか、よく比べてみてください。
相談先を選ぶときには、契約を早く推し進めようとする会社には注意してください。本当に顧客のためを思って提案をするのではなく、ただ契約を取れればいいと考えている会社もあるからです。
土地活用には、大きな金額が動きます。だからこそ、慎重になるのは当たり前で、契約を急がせようとするのは誠意がない証拠です。
目先の利益に惑わされず、長期にわたって安定的に活用できるのか、収益や経費はどのくらいになるのか、具体性のあるアイデアをしてくれる会社を選びましょう。
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