土地活用を行う上で、土地の広さは非常に重要です。広いほど活用方法の選択肢が広がりますし、収益性も高くなります。
200坪の土地は、駐車場をはじめ、アパートやマンションなどさまざまな活用ができます。
今回は、200坪の土地の活用方法と、土地活用を行うときに注意して欲しいポイントなどについてまとめました。
200坪程度の広い土地をお持ちで土地活用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
200坪の土地はおよそ660平方メートル、畳400枚分の広さです。テニスコート3面分、6レーンの25メートルプール(25m×13m)2つ分の大きさですので、建物を建てるには十分な広さです。
かなり大きな建物を建てられる200坪の土地には、どのような活用方法が向いているのでしょうか。
ここでは、土地活用として5つの方法をご紹介します。
初期費用をできるだけ抑えたい人におすすめなのが駐車場経営です。
200坪の広さがあれば、車をおよそ50〜60台停められます。
実際に何台停められるかは土地の形状によって異なってきますが、少なく見積もっても30台は停めることができるでしょう。30台停められれば、月額の料金が1台あたり2万円だとして、1ヵ月で60万円の収入になる計算です(満車の場合)。
駐車場には月極駐車場とコインパーキングがあります。どちらのメリットが大きいかは、そのエリアのニーズによって異なってきます。
など、長期にわたって駐車場を利用してくれる人が見込める場合には月極駐車場がおすすめです。
このような土地であれば、コインパーキングの方が向いているでしょう。
収益性の高い方法を考えている人には、賃貸住宅の建設がおすすめです。
アパート経営やマンション経営などいくつか種類がありますが、なるべく初期費用を抑える方法としてはアパート経営を検討してみましょう。
アパートとマンションの違いは法律によって明確に決められているものではありません。一般的なイメージで区別していることが多く、木造の2階建てから3階建ての建物をアパート、鉄骨もしくは鉄筋コンクリート造りの3階建て以上の建物をマンションと呼ぶことが多いです。
部屋数が少ない分、アパートの方が初期費用は低くなります。部屋数が少ないとはいっても、200坪もあればかなり大きめのアパートを建てることができるでしょう。
アパートの利用者は単身者、もしくは夫婦2人など世帯の人数が少ないことが多いので、比較的若い人が利用すると考えられます。
そのため以下の条件を備えているエリアが向いています。
アパート経営を行う際、全て自己資金で賄える人は少なく、ローンを組んで団体信用保険に入ることになるでしょう。そうすると、自分に万が一のことがあったとき、家族にローンが残る心配はありません。収益性のある物件を家族に残すことができますので、生命保険代わりになります。
何事もなければ、もちろんそのまま収益を得ながら暮らしていくことができますので、老後の年金代わりになるでしょう。
自己資金に少し余裕のある人は、より規模の大きいマンション経営がおすすめです。
初期費用が高いことがデメリットではありますが、アパートよりも階数や部屋数を増やすことができるので、より高い収益が見込めます。
200坪もあれば広い間取りのファミリー向けマンションが建築できるでしょう。
このような場所であれば、マンション経営に向いているといえます。
木造建築のアパートと比べて作りがしっかりしており、内装も豪華にできることから、家賃を高めに設定することも可能です。
200坪の土地が都心にあり、駅に近い便利な場所であれば、マンションよりもビルを建設する方が安定して高い収益を得られる可能性があります。
賃貸住宅と比べて、内装などに費用をかけなくて良い点も大きなメリットです。
一般的にオフィスや店舗の方が住宅よりも契約期間が長いので、経営は安定します。また、クレームやトラブルも少なく、管理もしやすいでしょう。
日本はこれからますます高齢者が増えていきます。高齢者が増えれば当然介護を必要とする人も増えていきますので、高齢者向けの介護施設は非常に需要が高いです。
地域への貢献度の高い活用方法ですし、施設の利用者は、アパートやマンションのように短期間で退去する可能性は非常に低く、空室のリスクも少ないでしょう。
また、アパートやマンションは交通の利便性や周囲の環境なども大きく影響してきますが、介護施設は基本的に施設内ですべての生活が賄えるようになっています。そのため、立地が悪い所でも経営が成り立つのも大きなメリットです。
200坪など広い土地ならどんな方法でも土地活用が成功するかというと、そうではありません。土地活用は不動産経営ですから、誰でも簡単に儲かると思うのは危険です。
これから初めて土地活用を行うという方は、以下の点に注意してください。
土地活用を行う上で最も大切なのは、需要があるかどうかです。マンション経営は儲かると聞いたので広い土地にマンションを建てようと思っても
など、マンションに住む人が求めているであろう条件を備えていない土地であれば、入居者を集めることは難しいかもしれません。
土地にはいろいろな形があり、土地の周辺環境も様々です。そのエリアにニーズがあったとしても、持っている土地の周辺環境によっては、活用方法が制限される場合もあります。
例えば、初期費用をあまりかけずに駐車場経営を行いたいと思ったとしましょう。駐車場経営に適した土地の形状としては、接道幅が十分にあり高低差が少ないことが理想です。
接道とは、持っている土地が面している道路の幅のことで、住宅を建てる場合には4メートル以上必要ですが、駐車場の場合には特に決まりはありません。
そのため、4メートル以上なくても駐車場経営は可能なのですが、道が狭く入りにくいところは利便性が悪く、利用者が増えない原因となります。
また、高低差がある土地ですと敷地をフラットにする必要が出てきます。初期費用を抑えるつもりが、土地の改良工事にお金がかかり、思ったよりも費用がかさんでしまう可能性もあります。
そのため、ニーズを捉える事は非常に大切なことですが、同時に活用したい方法に向いている土地なのかどうかも確認しましょう。
駐車場でも賃貸住宅でも必ず考えておかなくてはいけないのが空室のリスクです。土地活用を始める前は満室になった場合の利益しか考えないことが多いのですが、常に満室であるということはないと思った方が良いでしょう。
「平成30年住宅・土地統計調査」を見ますと、借家は1906万5千戸(民間借家1529万5千、公営借家192万2千)となっており、賃貸用の住宅の空き家数は432万7千戸あります。
空き家率は22.7%ということになります。全国の平均ですから、自分のエリアには当てはまらないかもしれませんが、およそ2割が空き家になっているということを考慮しないとならないでしょう。
しかもこれから日本はどんどん人口が減っていきます。そのエリアでの人口の推移がどうなっているかなども事前の調査が必要です。
周囲に同じような賃貸物件が多くはないか、供給過多にならないかなど綿密な調査が必要であることはいうまでもありません。
200坪の土地というとかなり広いため、土地活用の方法に迷っている方も多いと思います。そのような時は、土地活用・不動産経営の専門家に相談することをお勧めします。
土地活用成功のカギは、エリアのニーズに合っているかどうかにあります。収益性が高いかどうかという点だけでなく、そもそもそのエリアでニーズがあるのかどうか、事前の調査が非常に重要です。
土地活用がはじめての方はこの事前の調査が非常に難しいと思います。そのため土地活用の専門家である私たちクラストにお任せいただきたいのです。
私たちクラストは、47年にわたりオーナー様の資産運用をサポートして参りました。マンションの建設だけでなく入居から管理まで、トータルでサポートいたします。しかも管理費は無料ですのでオーナー様は負担を気にすることなく形に集中できるのです。堅実な資産運用をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。