老後の生活が心配だと不安になっている方は多いと思います。老後2,000万円問題はどうすればよいのか、年金だけではとても暮らしていけないだろうと心配な方こそ、老後の備えとして土地活用をおすすめします。
ライフスタイルによっては年金だけでも生活できるかもしれません。しかし、老後に何が起きるかわからないのですから、お金はあるに越したことはないでしょう。
そこで今回は、なぜ老後の備えに土地活用がおすすめなのか、メリットや土地活用の方法などについて詳しく解説します。
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長引く不況のせいで、お給料は上がらず、年金額も下がり続けています。少しでも安定した生活をするために、土地活用がきっと役に立つでしょう。
老後の備えに土地活用がおすすめの理由を紹介します。
これから年金をもらう人は、ご自分がいくら受給できるかご存知でしょうか?
令和3年の平均受給額が、国民年金は56,368円、厚生年金が145,665円(国民年金含む)となっています。いずれも月額です。
これは平均値ですから、加入期間や報酬によってはこの金額よりも低い場合があります。
このまま不況が続けば年金額はさらに減額されることも予想され、老後の生活はますます厳しくなると言わざるを得ません。
年金だけで暮らせないとなると働くしかなくなります。しかし年金をもらう年齢になった時に健康で働ける人ばかりではないでしょう。
そのため、不労所得が得られる土地活用がおすすめなのです。
土地活用はローンを利用して始める人が多いのですが、ローンの返済は不動産収入でまかなえますし、余った分はすべて貯蓄に回せます。
ローンを完済すれば収入はさらに増えるので、収入を増やそうとしてあくせく働くことなく、安定的にコツコツと貯金をしていけます。
土地活用は、経営が軌道に乗ればまさに「不労所得」となりますが、何もせずにお金が入ってくるわけではありません。メリットもあればデメリットもあることを理解しておきましょう。
土地活用は、安定的かつ長期的に収入を増やしていける資産運用の方法です。株式投資やFXなども大きな利益を生み出す方法として人気がありますが、その分リスクも高いです。一瞬にして資産がゼロになる可能性もあります。
その点、土地活用は堅実に資産を構築していくことができるので、老後の資金づくりに最も適した方法だといえます。
建物を建てることで固定資産税も減額されますので、土地をそのまま持っているよりも節税効果が高くなります。
また、アパートなどを建てておくと、相続の時に評価額を下げることができることから、土地活用は相続税対策としても優秀なのです。
デメリットとしては、初期費用がかかることが挙げられます。建物を建てるには費用がかかりますし、その費用を一括で支払える人は少ないため、ローンを利用する人が大半です。
また、土地活用は経営ですから、100%黒字になるかというとそうではありません。方法によっては赤字になるリスクももちろんあります。
しかし、土地活用の専門家のアドバイスを受けながら勉強し、リスクが少ない活用法を選ぶことで、これらのデメリットは限りなく小さくすることができるでしょう。
では、具体的にどのような土地活用の方法があるのでしょうか。土地活用が初めての人でも取り組みやすい、堅実な方法をいくつかご紹介します。
小さな土地でも始められるのが、駐車場経営です。車1台が出入りし、止められるだけのスペースがあれば始められます。
また、初期費用が少なくて済むというのも駐車場経営の大きなメリットです。コインパーキングにすると機材の費用が多少かかりますが、月極駐車場であれば土地の整備だけで十分です。
コインパーキングにしても、一括借上方式にしますと、設備の建設費用を管理会社が持ってくれますので、初期費用がほとんどかかりません。管理も管理会社がやってくれることから、ほぼ手間なく不労所得が入ってくる土地活用の方法です。
駐車場経営成功のカギは、立地にあります。駅が近く商店などが多いような場所であればコインパーキング、住宅街であれば月極駐車場など、そのエリアのニーズに合わせた選択が重要です。
住宅地にある土地で、それほど大きくない土地であれば戸建ての賃貸経営も検討してみましょう。
小さな子供がいる家庭ですと、マンションなどの集合住宅はどうしても騒音で迷惑をかけがちですから、戸建てに住みたいというニーズは少なくありません。
駐車場と比べると初期費用はかかりますが、戸建てを借りたいという人は長期にわたって住んでくれる可能性が高く、安定して家賃収入が得られる活用の方法です。
賃貸併用住宅は、自分が住む家と賃貸住宅が一つになった建物のことです。たとえば、1階部分を貸し出し、2階には自分が住むといったように、同じ建物の中で住み分けをするのです。
エリアによっては、1階を店舗にするという選択肢もあるでしょう。
家賃収入を得ながら自分が住むこともできることから、居住部分を51%以上にすることで、金利の高いアパートローンではなく通常の住宅ローンを利用できるのも大きなメリットです。
ある程度の広さのある土地であれば、アパートやマンションを建設すると大きな家賃収入を得られる可能性があります。
もちろん、固定資産税や相続税の節税対策としても有効です。
これまでは、駅に近いエリアでないとアパート・マンション経営は難しいとされていましたが、コロナ禍によって状況も変わりました。
テレワークを実施する会社が増え、必ずしも通勤に便利な場所でなくても良くなったのです。たとえば無料のWi-Fiがあるとか、共用スペースにコワーキングスペースがあるなど、テレワークをする人のニーズを満たすことで入居者を集めることが可能になりました。
土地活用の専門家にアドバイスをもらい、適切な空室対策などを行うことで、長期にわたり安定収入を得られる活用法です。
先ほどもお話しした通り、土地活用は経営ですから、全く知識もなしに始めることはおすすめできません。基本的なことを学び、信頼できる専門家のアドバイスをもらうべきです。
また、ある程度の初期費用もかかることなので、自分の一存で決めてしまうのも良くありません。以下のようなことに注意をしてください。
土地活用の方法を決める前に、家族とよく話し合ってください。その土地にアパートやマンションを建てようと思ったとしても、子供が将来、自分たちが住む家を建てたいと思っているかもしれません。
その場合は、集合住宅ではなく、賃貸併用住宅にするという選択肢もあります。
お金がかかることなので、家族と揉めごとになってしまうと後々まで尾を引いてしまいます。家族全員が納得いくまで、しっかりと話し合うことをおすすめします。
土地活用は、実績のある専門家の意見を聞くことが何よりも大切です。何も考えず、「マンション経営が儲かると聞いたから」というような理由で始めるのが一番良くありません。
本当にそのエリアでニーズがある方法なのか、資金計画に無理はないのかなど、適切な助言をしてくれる専門家の力を借りましょう。
安心して老後の生活を送るために、今から土地活用で資産形成することをおすすめします。土地活用は株式投資などと違い、長期にわたって安定的に収入を得られる方法です。
今回は、老後の備えになぜ土地活用がおすすめなのか、メリットをご紹介するとともに、駐車場経営やアパート・マンション経営などおすすめの土地活用の方法についてもお話ししました。収入が得られるだけでなく税金対策にもなりますので、そのまま土地を持っているだけよりもずっとメリットが大きいです。
どの方法が適しているかは、土地活用の専門家のアドバイスをもとに決めることをおすすめします。
私たちクラストは、マンション建設と不動産管理において47年の実績を積み重ねてまいりました。その土地にあった最適なプランをご提案できます。
老後の資産形成を真剣に考えたいという方は、ぜひ私たちにご相談ください。